福山大学漢方研究会2017 ー明日の治療に役立つ分かり易い漢方ー

2018.03.14

内容

●3月のテーマ「冷えがもたらす病態(附子剤)」

日時

2018年3月 9日

会場

福山大学 宮地茂記念館 9F

担当

福山大学薬学部非常勤講師                小林 宏先生

冷えがもたらす病態(附子剤)

附子剤の基本処方「真武湯・四逆湯」をはじめめ、類似処方、「五臓」についても、解説いただいた。

附子 性味 → 大きな熱(のぼせる人には使わない)

      →そこからの冷えを温める。

真武湯・・・附子剤の中で水滞症状ある、全身倦怠や強い冷え、水溶性下痢や腹痛症状ある人に適応。

四逆湯・・・めまいや動機などの水滞症状を伴わない、下痢、嘔吐、四肢の冷えなどのある人に使われる。

附子剤が合わない時・・・動機、血圧上昇、イライラ、不眠、赤ら顔になる。