福山大学漢方研究会2017ー明日の治療に役立つ分かり易い漢方ー

2018.02.14

内容

●2月のテーマ「月経困難症などの婦人科疾患(駆瘀血剤)」

日時

2018年2月9日

会場

福山大学 宮地茂記念館 9F

担当

福山大学薬学部非常勤講師                小林 宏先生

月経困難症などの婦人科疾患(駆瘀血剤)

先ずは瘀血と虚血について解説あり

どちらも血が不足している状態だが・・・

虚血  血の生成の低下血の過剰消耗によっておこる血の不足をきたした状態

   【症状】顔色が青白い、めまい感、皮膚の乾燥や荒れ、あかぎれ

瘀血  外因(寒、熱、湿)、打撲、手術、遺伝的要素、精神的ストレス、不摂生、

    薬剤等々によっておこる血の流れに停滞をきたした状態   

   【症状】眼輪部の色素沈着=くま、舌の暗赤紫化、歯肉の暗赤化、体の左右

       どちらか一方(左側が多い)のしびれや痛み

駆瘀血薬 : 桃仁、牡丹皮、川きゅう、大黄、紅花など

駆瘀血剤 : 桂枝茯苓丸、桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、通導散など

について、詳しく解説いただいた。