演題
● 『脳卒中の急性期治療及び地域連携の現状』
日時
2017年9月14日 18:20~20:00
会場
笠岡第一病院 5階多目的ホール
講師
倉敷中央病院 脳神経外科 主任部長 沈 正樹先生
脳卒中の急性期治療及び地域連携の現状
・心原性脳梗塞
・アテローム血栓性脳梗塞
・脳内出血→脳卒中の急性期治療
について、動画、スライドを交え、分かり易くご説明いただいた。
心原性脳梗塞の治療法は、ここ2~3年で劇的に変わっている。
・発症4.5時間以内に → t-PA薬(血栓溶解薬)点滴(静脈内投与)して、カテーテル治療(血栓回収)を
めざしている。⇒ ループ型→ステント型=十分からめて引っ張り回収する
・治療プロトコール(急性期脳梗塞フローチャート)を作成し、全職種が協力して標準化された治療を行い、
かつ常に治療手順のブラッシュアップを図っている。(3か月毎に、どこか短縮できる所はないか
見直ししている)
アテローム血栓性脳梗塞
不安定プラークは進行が早い
MRIでプラークの性状は分かる。
頸動脈内膜剥離術はあまり普及していない。ステント留置術と1:2
ステント留置術後の映像→非常に綺麗に拡張されていることが確認された
脳内出血→脳卒中の急性期治療
神経内視鏡OPが主流 ← 新しい治療法
眉毛の横を3cm位切る⇒血腫を吸引する→昏睡状態だった方が、元気になられた症例を紹介された。