井笠地区薬剤師会学術講演会 

2017.09.19

演題

● 『脳卒中の急性期治療及び地域連携の現状』

日時

2017年9月14日 18:20~20:00

会場

笠岡第一病院 5階多目的ホール

講師

倉敷中央病院 脳神経外科 主任部長  沈 正樹先生

脳卒中の急性期治療及び地域連携の現状

・心原性脳梗塞

・アテローム血栓性脳梗塞

・脳内出血→脳卒中の急性期治療

について、動画、スライドを交え、分かり易くご説明いただいた。

 

心原性脳梗塞の治療法は、ここ2~3年で劇的に変わっている。

・発症4.5時間以内に → t-PA薬(血栓溶解薬)点滴(静脈内投与)して、カテーテル治療(血栓回収)

 めざしている。⇒ ループ型→ステント型=十分からめて引っ張り回収する

・治療プロトコール(急性期脳梗塞フローチャート)を作成し、全職種が協力して標準化された治療を行い、

 かつ常に治療手順のブラッシュアップを図っている。(3か月毎に、どこか短縮できる所はないか

 見直ししている)

 

アテローム血栓性脳梗塞

不安定プラークは進行が早い

MRIでプラークの性状は分かる。

頸動脈内膜剥離術はあまり普及していない。ステント留置術と1:2

ステント留置術後の映像→非常に綺麗に拡張されていることが確認された

 

脳内出血→脳卒中の急性期治療

神経内視鏡OPが主流 ← 新しい治療法

  眉毛の横を3cm位切る⇒血腫を吸引する→昏睡状態だった方が、元気になられた症例を紹介された。