井笠地区薬剤師会学術講演会 

2017.02.09

演題

● 「高齢者の心原性脳塞栓症を防ぐために」

日時

2017年2月9日 18:50~20:30

会場

株式会社エバルス笠岡支店 2階 会議室

講師

川崎医療福祉大学 特任教授・渡辺病院健診センター センター長  後藤 眞己 先生

高齢者の心原性脳塞栓症を防ぐためには

・心房細動にならないように・・・生活習慣病にならないようにする

・心房細動を見つけよう・・・疑わせる症状を見つける努力をする

・心房細動では、抗凝固療法を検討して治療を継続する

加齢とともに、心血管の抵抗性機能は低下する

加齢以外の危険因子は、インスリン抵抗性

初回、心房細動と分かった時は、まず抗凝固療法・脈のコントロールの治療を開始する。

抗凝固療法に用いられる治療薬

NOAC(非ビタミンK阻害経口抗凝固薬)DOAC(直接作用型経口抗凝固薬)との呼び方が定着してきている。

4つのNOACsの減量基準について、比較

リクシアナ・・・年齢基準なし・出血に対して心配が少ない…使いやすい

NOACを飲んでいて、総剤数が多いと(10剤を越えるとドーンと)出血傾向があがる。

自己調節することだけはしないよう、注意する。