第1回 岡山県地域包括ケアシステム学会学術大会

2016.09.12

内容

第1回 岡山県地域包括ケアシステム学会学術大会

日時

平成28年 9月11日(日)

会場

川崎学園 川﨑祐宣記念講堂                         

第1回 岡山県地域包括ケアシステム学会学術大会

「第1回 岡山県地域包括ケアシステム学会学術大会」に参加しました。(800名を超える参加があったそうです。)そもそも、この学会は 平成28年1月29日に設立準備委員会、3月28日に発足理事会が開催され、4月1日に誕生したそうです。学術大会開催の目的は、ある一定の地域の中で皆が生き生きと生きていくための街づくり。そのために多職種間での連携の在り方。現場の方がもたれている問題を取り上げて解決するための話し合いの場としたい。と、理事長 椿原彰夫先生(川崎医療福祉大学学長)が開会の辞を述べられました。

地域包括ケアシステムと医療介護連携
    ~今後の地域リハビリテーションと寝たきりゼロ、介護予防をふまえて~」
       講師:広島県地域包括ケア推進センター センター長 山口 昇先生

御調(みつぎ)で地域包括ケアが始まったきっかけとその後の変遷を中心に、これまでの取り組みと歴史。国への働きかけにより制度化された経緯について、お話しくださいました。

地域包括ケアシステムの構築の手法は、その地域の特性を活用し、その地域に見合ったシステムの構築が大切であること。そして、『人』を診る医療に変わらなければならない、と強調されていました。現在、構築を評価していくという新しい取り組みをされているお話もありました。ご高齢である山口 昇先生の分かり易いご講演・みなぎる意欲・パワーに感心、感動しました。

プログラム

       開会 9:00

       1.基調講演 9:10~9:50   /座長:椿原彰夫先生(川崎医療福祉大学学長)
         「地域包括ケアシステムと医療介護連携
           ~今後の地域リハビリテーションと寝たきりゼロ、介護予防をふまえて~」
               講師:広島県地域包括ケア推進センター センター長 山口 昇先生 
   

       2.パネルディスカッション 10:00~11:40
         「地域包括ケアシステム成功の鍵となる街づくり」

         座長:藤本宗平先生(岡山県老人保健施設協会 会長)
       堀部 徹先生(岡山県介護支援専門員協会 会長)

       ・「介護予防の充実に向けた社会環境へのアプローチとリハビリテーション専門職の役割」
                  講師:安本勝博先生 津山市健康増進課 
                     主幹(OT)

       ・「個別会議における多職種協働を通じて地域包括支援ネットワークをめざす
           ~地域ケア会議,医療職・ケアマネージャーとの連携会議を用いて~」
                  講師:天野照美先生 倉敷市真備高齢者支援センター
                            主任ケアマネージャー
       ・「在宅チームにおける看護師の役割」
                  講師:江田純子先生 みつ訪問看護ステーション看護協会
                            統括アドバイザー(看護師)

       ・「歯科医師として思う地域包括ケアシステムへの参画と街づくりで大切なこと
          ー18年間の倉敷市在宅ねたきり者等歯科訪問健康診査事業を通してー」
                  講師:近藤 康弘先生 倉敷歯科医師会 会長

       ・「いつまでも我家に住む」
                  講師:中山裕里子先生 建築工房くらし二級建築事務所
                            (手すりの会) 建築士
       ・「福祉通貨を活用した「サロンなんだ村」の紹介」
                 講師:八田和明先生 NPO法人ホッと灘崎ボランティアネット
                            理事長

       3.特別講演 12:40~13:40  /座長:江澤和彦先生(岡山県医師会 理事)  
         「地域包括ケアシステムと介護保険」
            講師 元厚生労働省老健局長  三浦 公嗣 先生 
 

       4.一般演題 13:50~17:10