社内定例勉強会(薬剤師)

2021.11.04

内容

「薬局における栄養指導」

●「薬局の医療安全対策」        

  (株)サンキ

日時

2021年10月23日 PM7:00~

薬局における栄養指導について

 生活習慣病の方への生活指導

 イントロダクション編

 *最近の1か月の生活について簡単な振り返りだけでも、改善点をみつけることが可能になる。

 *患者様に「振り返る機会を提供する」ことを考える。

 = ポイント =

□専門的なアドバイスではなく「ワンポイント指導」を心がける。

□製薬会社からの資材をなどを有効活用し、コミュニケーションを図る。

□相手のモチベーションを上げる提案をする。

□継続的な声掛けを行い、生活が改善されたなどの具体的な変化を見つけたら必ずフィードバックする。

 Q&A編

□食事時間によって注意すべきことはあるか?

 Q、朝食は食べないが良くないことはあるか?

 A、朝食は食べると太りにくくなるのでヨーグルトなど少しでも摂った方が良い。

□間食や外食で気をつけることはあるか?

 Q、なかなか間食がやめられないが、どうしたらいいか?

 A、夕飯の量を減らす。食直後にゆっくり歯磨きをすると、その後食べてしまうのを防ぐことができる。

   個別対応が大切!!

□年齢別に注意すべきことはあるか?

 Q、年だからあまり食欲がないが?→A、タンパク質が不足しやすいので注意する。

 Q、忙しくて食事を食べる時間もないが?→A、ゆで卵や野菜ジュースを用意して摂るようにする。

□その他ワンポイントアドバイスがあれば教えて。

 Q、食事を摂る時のお勧めの順番は?→A、野菜を摂る(食物繊維)牛乳。定食は、180°回して食べる。

薬局の医療安全対策

個人のエラーを組織で防ぐために

 ヒヤリハット対策 

  ① 指示内容や経過を「記録」する。

  ②「チエック表」を活用する。

  ③エラーにつながりそうな場所や物に「注意書き」をする。

  ④忙しい時こそ「指さし呼称確認」を行う。

 事故発生を防ぐために  スイスチーズ・モデル~組織事故の構造モデル~

 ・防御壁の穴を小さくする。

 ・防御壁の穴の数を少なくする。

 ・防御壁の枚数を増やす。

 事故防止工夫例

 ・患者さんの取り違い防止→同姓同名の取り違いを防ぐために、生年月日もあわせて患者さん自身の口から言ってもらう。

 ・患者さんに薬をお渡しする際には、お薬を患者さんと一緒に確認する。

 ・作業中断カード→作業途中でその場を離れる場合に、カードを置くことで、業務を中断していることが、本人や周囲にわかる。

 

栄養指導、ヒヤヒハット対策について、指導内容の見直し、対策の確認するをすることができた。工夫例を参考に、日々の業務に生かしたい。