社内勉強会「経口抗血栓薬のQ&Aと在宅訪問薬剤管理指導について」

2015.03.14

内容

● 経口抗血栓薬に関する情報

● 経口抗血栓薬のQ&A

● 在宅訪問薬剤管理指導について

日時

2015年3月4日

担当

沢井製薬 岡田民生氏

 

経口血栓薬に関する情報

抗血栓薬はいわゆる予防薬であり症状がないときに服用します。
経口投与で用いる抗血栓薬には、抗血小板薬と抗凝固薬があります。

 

日本で承認されている主な経口抗血栓薬

抗血栓小板薬 : 血小板の働きを阻害する薬剤 承認時期
ジピリダモール(PDE5 阻害) 1960年
チクロピジン塩酸塩(ADP受容体阻害) 1981年
リマプロスト アルファデクス(cAMP増加) 1988年
シロスタゾール(PDE3 阻害) 1988年
イコサペント酸エチル(TXA3の生成) 1990年
べラプロストナトリウム(cAMP増加) 1992年
サルポグレラート(5・HT2 阻害) 1993年
アスピリン(COX-1 阻害) 2000年
クロピドグレル硫酸塩(ADP受容体 阻害) 2006年

 

抗凝固薬 : 血液凝固因子の働きを阻害する薬剤  承認時期
ワルファリンカリウム(ビタミンK依存性血液凝固因子の合成 阻害) 1962年
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩(トロンビン 阻害) 2011年
エドキサバントシル酸塩(Xa因子 阻害) 2011年
リバーロキサバン(Xa因子 阻害) 2012年
アピキサバン(Xa因子 阻害) 2012年

※「血栓・塞栓形成の抑制」に対する承認取得、( )内 : 主な作用順序

ADP:アデノシン二リン酸
cAMP:サイクリックアデノシンーリン酸
COX:シクロオキシゲナーゼ
PDE:ホスホジエステラーゼ
TX:トロンボキサン

 

 

抗血小板薬と抗凝固薬が処方される代表的な疾患について作用の違いは?

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脳梗塞と抗血栓薬について

 

脳梗塞治療薬の作用点について

 

抗血栓薬を服用時に注意すべき症状等を教えてください。

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出血傾向の患者さんに現れる症状

 

抗血小板薬の併用と消化管出血リスク(海外データ)

 

抜歯や手術時の抗血栓薬の休薬期間について教えてください

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小手術および大手術における抗血栓薬の休薬の目安

  一般名 小手術(抜歯等) 大手術(開腹手術等)
抗血小板薬 アスピリン 内服継続 7日前
シロスタゾール 3日前
チクロピジン塩酸塩 10日~14日前
クロピドグレル硫酸塩 14日前
イコサペント酸エチル 10日
ペラプロストナトリウム 1日
サルポグレラート 1~2日
抗凝固薬 ワルファリンカリウム 内服継続が望ましい 3~5日前中止、ヘパリンへ変更
ダビガランエテキシラートメタンスルホン硫酸 24時間以上前 2日以上前(ヘパリン等代替療法法を考慮)
リバーロキサバン 24時間以上前
アピキサバン 2~4日前(ヘパリン等代替療法を考慮)

 

 

脳梗塞の既住のある患者様の再発予防の為にどのような取り組みが必要ですか?

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抗血栓薬を服用している患者様の生活習慣病の管理目標値を教えてください。

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高血圧・脂質異常症・糖尿病の管理目標値について

 

血液凝固検査にはどのようなものがありますか?

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