内容
●「かかりつけ薬剤師に必要なコミュニケーション能力とは
~誰でもうまくなれる上達のコツ~」
日時
2018年9月2日 9:30~12:30
会場
就実大学 S館 S102 (110周年記念ホール)
講師
服薬ケア研究所 岡村 祐聡先生
かかりつけ薬剤師に必要なコミュニケーション能力とは ~誰でもうまくなれる上達のコツ~
前半「基本姿勢とコミュニケーションが成り立つ前提条件」について、後半「服薬ケアコミュニケーション論」として、具体的な考え方や、基本姿勢、方法について、大変分かり易くご講演いただいた。
「服薬ケアコミュニケーション」とは
・社会的に医療者としてどのような姿勢で、取り組まなくてはいけないか。
・薬剤師(薬物と医療の専門家)の果たすべき役割→自分のいない所、つまり患者さんが家に帰られてから、きちんと認識して服用していただけるか、どれだけ、患者さんの行動に影響を与えられるか。
・服薬ケアの基本姿勢を徹底的に極める。
- どれだけ本気になって、患者さんのことを念って(おもって)いるか
念…強く思う時使われると説明あり)
- どれだけ心を込めて言葉を発しているのか⇒言葉の重みが患者さんの心の中で仕事をする。
- すべてのことに感謝の気持ちを持てるか
心のこもった言葉を発するためには、自分の心を動かすことが必要
(ただし、合理的、冷静な判断力は残しておかなくてはならない。)
「自分の心が動いた」⇒感謝の気持ちが湧いてきたかどうかがパラメーター
「感謝の気持ちを持つこと」⇒患者さんと出会えたことに感謝し、お役に立てたことに感謝する
⇒自分以外のすべての存在が先生だと思い、感謝せよ
・集中力を鍛える → 相手に心を寄せられるようになると集中力は持続する
「するわけない」と言ったらプロではない。
結局、自分の心の在り方がコミュニケーションの成否を決める
*その瞬間だけでも本気で患者さんのことを思っていたら、たとえスキルが下手でも、通じる。
特に第一部で、心に残った、心に響いたことばを記載させて頂きました。
医療人として、だけでなく人として大切な基本姿勢だと思いました。