福山大学漢方研究会2016 ー明日の治療に役立つ分かり易い漢方ー

2016.11.12

内容

●11月のテーマ「風邪症状に対する漢方薬の使い分けについて」

日時

2016年11月11日

会場

福山大学 宮地茂記念館 9F

担当

福山大学薬学部非常勤講師                小林 宏先生

● 風邪薬の使い方

ポイント・・・今の状態が、どこのステージ化を見極める。

桂麻剤の適応なのか、柴胡剤の適応なのか

風邪(かんじゃ) 表面にある時(悪寒・発熱あり・食欲あり)は➡桂麻剤  ひきはじめの2~3日

往来寒熱(ぶり返しではなく、こじれている)微熱、👅(舌)…白苔、目の奥のツボ、胸苦しさの症状が出てくれば ➡柴胡剤  最初の5~6日

往来寒熱なくなり悪化したら補中益気湯参蘇飲人参湯など長く服用してもらう

参考処方として・・・寒くなる前に、熱が無くても喉が痛い。唾を飲み込んでも痛い・喉の炎症         ➡銀翹散・銀翹解毒散 喉の炎症が激しい時➡駆風解毒湯(石膏剤)を紹介下さった。