社内勉強会(ヒヤリハットの基本)

2023.09.25

オンラインにてヒヤリハットについての勉強会を実施しました。

 

日時:2023年8月30日(水)14:00~  

【内容】ヒヤリハットの基本

 

ヒヤリハットとは

患者さんに被害を及ぼすことはなかったが日常調剤の現場で、”ヒヤリ”としたり、”ハッ”とした経験を有する事例。

 

ハインリッヒの法則

多くの場合、1件の重大な事故が発生する背景には、29件の軽微な事故が発生しており、

さらには300件もの”ヒヤリ”としたことや”ハッ”とした「ヒヤリ・ハット」が発生している。

「ヒヤリ・ハット」の情報を公開し蓄積または共有することによって、

重大な災害や事故の発生を未然に防止することが重要である。

 

スイスチーズモデル

スイスチーズには小さな穴が多く開いているものの、

スライスしたチーズを何枚も重ねれば貫通する穴の部分は少なくなる。

チーズ1枚1枚を指さし確認やダブルチェックなどエラーを防ぐ要素になぞらえて、

多層的な対策を取るほどヒューマンエラーは減る。

 

潜在的な危険因子が穴をすり抜けることを防ぐために

  1. 「ヒヤリ・ハット」が発生した理由について、次々と掘り下げた多面的な解析をする。
  2. 安全な操作手順や基準、規則を自分勝手に省略したり、手順ややり方を変えてしまうなどの行動が、重大事故の原因となることもあるため、自身の行動に責任をもち、倫理観をもって実務を行うことが求められる。

 

ヒューマンエラーを減らすためには

●規則正しい生活で自分の健康ケアを大切にする

エラーが発生しやすい状況を特定する怒る・遅延・疲れ・空腹

記憶や経験に頼らないようにする

手順・方法を単純化・統一する

情報を視覚化する

自分の能力を過信しない

チェックリストを日常に使用する

疑問に思うことは質問する

想定外の事態も起こりうることを認識する

業務の中断に対する対策を決める

 

調剤業務の中でもヒヤリハットやヒューマンエラーは残念ながら発生しております。

今回の研修を通して、一つでもヒヤリハット、ヒューマンエラーを減らせるよう各店で取り組み

患者様に安心してご利用いただけるようにしてまいります。