日時
2021年11月20日 13:00-16:20
開催形態
【オンデマンド配信】
配信期間:11月26日(金)~1月15日(土)
講演内容
Ⅰ『食品中の有害物質について(残留農薬を中心として)』
講師
北海道立衛生研究所 食品科学部食品安全グループ
主幹兼主査(残留農薬) 青柳 光敏
講演内容
Ⅱ『高齢者のサルコペニア、フレイルの背景には低栄養
~いつまでもいきいきと生活するための栄養の工夫~』
講師
ちゅうざん病院 副院長 金城大学 客員教授 吉田 貞夫
講演Ⅰ
食品中の有害物質について(残留農薬を中心として)
食品中には農薬、自然毒、かび毒をはじめとして、さまざまな有害物質が含まれる可能性がある。
食品中の残留農薬(規制方法など)のほか、食品中の有害物質数例について紹介された。
農薬の残留基準値の設定の流れ、ヒスタミン中毒対策について、自然毒レクチンによる食中毒が疑われた事件について、分かり易く、解説いただいた。
講演Ⅱ
高齢者のサルコペニア、フレイルの背景には低栄養
~いつまでもいきいきと生活するための栄養の工夫
わが国はすでに超高齢社会に突入しています。高齢者のケアを行うなかで注目されているのは、
サルコペニアや、フレイルという概念です。
筋肉の量が減少したり、身体機能が低下し、転倒・骨折、入院などの危険性が高くなるといわれています。
サルコペニアや、フレイルの背景にあるのが、低栄養です。わが国は、飽食ともいわれていますが、体重が減少している人の割合は、先進国のなかでも高いレベルで、潜在的な低栄養について、いま一度考え直す必要があります。
高齢者は、基礎疾患を持つ方も少なくないため、疾患と食事についても配慮が必要です。
食事、栄養の役割を再認識して、明日からの生活に活かしましょう。
亜鉛不足、ビタミンD欠乏によるリスク、サルコペニアの弊害、そして、フレイルの改善にも低栄養からの脱却が必用であることを理解することができた。ココナツオイルとEPAを投与された方の症例も説得力がありとても参考になった。