内容
●「薬局における栄養指導」
●「薬局の医療安全対策」
(株)サンキ
日時
2021年10月23日 PM7:00~
薬局における栄養指導について
生活習慣病の方への生活指導
イントロダクション編
*最近の1か月の生活について簡単な振り返りだけでも、改善点をみつけることが可能になる。
*患者様に「振り返る機会を提供する」ことを考える。
= ポイント =
□専門的なアドバイスではなく「ワンポイント指導」を心がける。
□製薬会社からの資材をなどを有効活用し、コミュニケーションを図る。
□相手のモチベーションを上げる提案をする。
□継続的な声掛けを行い、生活が改善されたなどの具体的な変化を見つけたら必ずフィードバックする。
Q&A編
□食事時間によって注意すべきことはあるか?
Q、朝食は食べないが良くないことはあるか?
A、朝食は食べると太りにくくなるのでヨーグルトなど少しでも摂った方が良い。
□間食や外食で気をつけることはあるか?
Q、なかなか間食がやめられないが、どうしたらいいか?
A、夕飯の量を減らす。食直後にゆっくり歯磨きをすると、その後食べてしまうのを防ぐことができる。
個別対応が大切!!
□年齢別に注意すべきことはあるか?
Q、年だからあまり食欲がないが?→A、タンパク質が不足しやすいので注意する。
Q、忙しくて食事を食べる時間もないが?→A、ゆで卵や野菜ジュースを用意して摂るようにする。
□その他ワンポイントアドバイスがあれば教えて。
Q、食事を摂る時のお勧めの順番は?→A、野菜を摂る(食物繊維)牛乳。定食は、180°回して食べる。
薬局の医療安全対策
個人のエラーを組織で防ぐために
ヒヤリハット対策
① 指示内容や経過を「記録」する。
②「チエック表」を活用する。
③エラーにつながりそうな場所や物に「注意書き」をする。
④忙しい時こそ「指さし呼称確認」を行う。
事故発生を防ぐために スイスチーズ・モデル~組織事故の構造モデル~
・防御壁の穴を小さくする。
・防御壁の穴の数を少なくする。
・防御壁の枚数を増やす。
事故防止工夫例
・患者さんの取り違い防止→同姓同名の取り違いを防ぐために、生年月日もあわせて患者さん自身の口から言ってもらう。
・患者さんに薬をお渡しする際には、お薬を患者さんと一緒に確認する。
・作業中断カード→作業途中でその場を離れる場合に、カードを置くことで、業務を中断していることが、本人や周囲にわかる。
栄養指導、ヒヤヒハット対策について、指導内容の見直し、対策の確認するをすることができた。工夫例を参考に、日々の業務に生かしたい。